Bruce Clay Japan KK
 

Selecting Typefaces

ロゴを際立たせたり、サイトで利用したり、印刷物に用いたりするのに、フォントの選定をするのは以前と比べて簡単ではなくなりました。今日では、マーケティング担当者はフォントにとても多くの選択肢があるのです。手書きのようなスクリプトフォントもあれば、特定の時代を想起させるようなディスプレイフォントと、文字に全く特徴の見られないシンボルフォントもあります。読みやすさに焦点をおいたとき、セリフとサンセリフが最後に残る最も代表的な2つのフォントです。

The Big Dogs: Serif and Sans-Serif

セリフには小さなストロークや文字の終わりや一部に装飾が見られる特徴があります。その装飾は'A'の脚の部分や大文字の'C'の頭の部分に見られます。これらの装飾を用いるフォントのことをセリフと呼びます。他方、用いないフォントのことをサンセリフ、あるいはセリフのない書体と呼びます。

セリフとサンセリフは最も一般的に使われている2つのフォントで、ウェブにも印刷物にも使われています。セリフ体は古代のローマ時代に作られ、一方サンセリフ体はごく最近作られました。それぞれは各々の目的に向いていて、それぞれアドバンテージとディスアドバンテージがあります。いずれのフォントが相応しいのかと選定する前に、会社の明確なゴールを決めるべきでしょう。

デザイナーはその極めて細かい装飾に気を遣うべきです。何故なら、多くの人は読みやすいフォントに対して強いこだわりがあるからです。長い文章において、何人かはセリフのほうが読みやすいと思うでしょう。何故なら、彼らはセリフが文字と文字を容易に区別できるように見せていると感じているからです。一方、他の人たちはサンセリフこそが読みやすいと言うでしょう。何故なら、多くのサンセリフ体にはとても丸い幾何学的な外観の形をしていて、それは文字よりくっきりとクリアに見せていると感じているからです。

Serif Fonts

セリフ体はより公式なフォントを探している企業にとって標準のフォントと言えるでしょう。新聞や雑誌のような印刷物はセリフ体を好む傾向にあり、結果的に、ユーザーはよりそれに慣れて、読みやすいと感じるのです。

Serif fonts can be classified into four subgroups:

  • オールド・フェイス — オールド・フェイスのセリフ体はその卓越した読みやすさと肥痩の強い線間の微妙な違いによって特徴付けられています。視覚的にそれは毛筆体に似ています。オールド・フェイスには例えばGaramond、Jenson、Goudy Old Style、Palatinoなどが挙げられます。
  • モダン・フェイス — モダンセリフ体には典型的に肥痩の強い線間のコントラストが特徴的で、頻繁に他の種類のセリフ体と比べて読みづらく、それらの文字は全体的に細い線で、縦線が強調されている傾向にあります。モダン・フェイスの例としてBodoniとCentury Schoolbookが挙げられます。
  • トランジショナル — トランジショナルセリフは最も一般的に使われるセリフのフォントです。トランジショナルと呼ばれるのはオールド・フェイスと相対するモダン・フェイスの融合によって出来ているからです。肥痩の強い線間の違いはオールフォ・フェイスと比べてより目立ちますが、モダン・フェイスと比べるとドラマチックには満たないフォントです。トランジショナルは広く使われているためそれらは最も自然なセリフ体だと考えられています。最も一般的なトランジショナルセリフ体はTimes New Romanです。
  • スラブセリフ — スラブセリフ体はその太さ、実線とボールド体、長方形な外観によって特徴付けられます。通常、それらは固定した横幅を持っていて、それは(時代遅れのタイプライターのように)それぞれの文字が同じだけのスペースを占めていることを意味します。スラブセリフ体の例としてClarendon、Rockwell、Courierがあります。

Sans-serif Fonts

印刷物においてサンセリフは典型的ですが、いつも使われているわけではなく、サインや見出し、他に継続して読む必要性の無い箇所に使われます。しかし、ウェブ上において、サンセリフはテキストの王様だと考えられていて、何故なら、セリフはたびたびコンピューターのモニター上において小さな文字をより読みづらくするからです。

サンセリフ体は4つのグループに分類されます。

  • グロテスク — グロテスク体(ゴシックともいわれる)は文字通りその醜い外観から名付けられました。それらはジオメトリックと似ていて、その曲がったストローク(o, b, dのような)が完全な円のように描かれていて、すべての筆運びが一定の幅となっています。グロテスクの例としてGrotesqueやRoyal Gothicが挙げられます。
  • ネオ・グロテスク — ネオ・グロテスクはグロテスク体をより洗練したフォントです。それらはよりエレガントで様々なスタイルと横幅でデザインされていると見間違えられがちですが、それらは実質、区別する特徴が全くありません。ネオ・グロテスクの例として、Standard、Helvetica、Arial、Universeが挙げられます。
  • ヒューマニスト — ヒューマニスト体はサンセリフの中でも最も筆記体な外観を持つ書体で、一部の人には最も読みやすい書体だと見なされています。
  • ジオメトリック — 名前から想像されるように、ジオメトリックは幾何学的な形に基づいていて、よりモダンな感じがあります。ジオメトリックはその完璧に丸い円によって知られています。例えば、FuturaとSpartanです。

Those Other Fonts

フォントに関して言えば、セリフとサンセリフの2つの選択肢しか無いわけではありませんが、もしテキストを読みやすいものとしたければ、その2つのフォント以外に選択肢はありません。以下のフォントは強調やバナーに使えるかもしれませんが、長い本文には向きません。

  • スクリプト — スクリプトフォントは手書きを模倣したフォントで、ほとんどのセリフやサンセリフと比べてとても読みづらいフォントです。もしそれを使わなければならないのであれば、ロゴや案内状にのみ利用することを推薦します。例えばCoronetやZapfinoのようなものが挙げられます。
  • ブラックレター — ブラックレター体は印刷所の発明によって作られました。その名はブラックレターカリグラフィーとよく似ている点から名付けられました。例えばTextualis、Rotunda、Schwabacher、Frakturが挙げられます。
  • ディスプレイ — ディスプレイフォントは文字を装飾する目的にのみ用いられ、本文のテキストには適さないフォントです。それらは全てのフォントの中でも最も独特なデザインをしており、写真やオブジェクト、動物でさえも文字の内に取り込まれる場合があります。通常、それらは特定の期間(休日、年代など)を記すのに用いられ、それ故に限られた利用しかできません。
  • モノスペースフォント — モノスペースフォントはもともとタイプライターのために開発されたフォントで、結果的に固定した横幅はすべての文字が同じだけのスペースを占めさせます。これらのフォントはコラム記事のテキストに用いるのが最適です。モノスペースの例としてCourier、Prestige Elite、Monacoがあります。
  • シンボルフォント — シンボルフォントには全く文字が含まれません。その代わり、顔、船、時計、鉄道標識、道路標識などのシンボルから構成されています。例えばZapf Dingbats、Sonata、Wingdingsのようなフォントが挙げられます。

Specifying typefaces

今日、ウェブデザイナーは昔のデザイナーより遙かに巨大なアドバンテージがあります。彼らはオンラインでフォントを指定することができ、サイトの視覚的な側面を自由にコントロールすることができるのです。これはいつもそうであった話ではありません。デザイナーはかつて、もっぱらユーザーのブラウザに組み込まれているデフォルトのフォントに翻弄されていました。幸運なことに、人々がウェブに精通し始めるにつれ、ウェブドキュメントのフォントを明記する目的でページタグが発明されます。タグはデザイナーにとても見栄えの良いページの開発を可能にしたとはいえ、それを維持しうまく扱うのが困難で厄介なHTMLコードでもありました。

そこでCascading Style Sheets (CSS)が登場します。スタイルシートはページタグの代替物で、多くのQuark、PageMaker、Adobe InDesignのようなデスクトップ・パブリッシング・プログラムに使われています。それらはサイトの定期的な更新を可能にし、ページ毎の共通要素を同じように残します。さらに、それらはデザイナーにデザインを管理するのに1ファイルの編集だけで可能にするため、貴重な時間の節約に繋がります。

スタイルシートではテキストを以下の要素で設定することができます。

  • 太字/斜体/下線
  • フォントサイズ
  • フォント
  • レディング
  • カーニング
  • トラッキング
  • 位置合わせ

ここで覚えておくべきことは、例えもし表現したいフォントを指定したとしても、そのフォントが閲覧者のコンピューターにインストールされていなければ、表示されないということです。そのため、複数のフォントを指定しておくか、フォントをセリフのような一般的なフォントに留まらせておくことが賢い選択でしょう。このように、もし閲覧者のブラウザが指定したフォントを判別できない場合、そのブラウザは最低限同じ種類のフォントを選択します。

Web vs. Print

いくつかのフォントは他と比べてスクリーン上のほうが読みやすい場合があります。紙媒体上ではTimes Romanが最も読みやすいフォントの一つだと考えられていますが、一方、スクリーンに映した場合、それはだいたいにおいてとても小さく写るかとても不均等に写ります。スクリーンフォントの読みやすさはデザイナーのよく言う「x-height」(小文字'x'の高さ)と全体的な書体のサイズに大きく影響を受けました。

多くの読者は長い一まとまりのテキストにセリフ体を用いることを好みます。ディスプレイフォントのために色々な種類のセリフやサンセリフ体を用いても良いでしょう。セリフかサンセリフどちらか一方の印刷用のフォントを用いて、見出しや署名欄によってサイズを変えることを推奨します。それによってテキストのより一貫した線を作り出すからです。もしセリフとサンセリフを混ぜて使うのであれば、相性の良いフォントを選択することを忘れず、1ページ内に1つ以上のセリフ体やサンセリフ体を用いないようにしてください(合計2つのフォントだけを使う)。私どもの経験によると、Verdana、Georgia、Comic Sansがコンピュータースクリーン上で最も読みやすいフォントです。この誇張されたx-heightsは、スクリーン越しに読むように作られた長文を素晴らしく読みやすいものにします。

Proportional vs. Non-Proportional

お客様の文章はカラムに並べられるのでしょうか?お客様のすべての文章が順序良く並べられる事は重要なのでしょうか?もしそうであるなら、お客様がフォントを選ぶ際に特別留意すべき点はフォントが均整良く並んでいる事でしょう。2種類のフォントがあります。プロポーションフォントと等幅フォントです。フォントの字幅が変化するものをプロポーショナルフォント、フォントの字幅が変化しないものを等幅フォントと呼びます。

プロポーショナルフォントは一般的にプロフェッショナルな見栄えがし、見やすいという利点があると考えられていますが、一方等幅フォントは文字が列状に奇麗に整然と並ぶ利点があります。作成するサイトのレイアウトによって、どちらのフォントタイプを使うべきかが決まるでしょう。ユーザーのブラウザに対応されたフォントに拘わらずサイト全体のフォントや見栄えを保ちたければ、別の方法としてsIFRなどのテクノロジーを用いることも考えられます。私どもの提供するsIFRテクノロジーの学習法やインストールする方法に関するガイドをご覧下さい。